「カーミラ!!どこにいるんだ!」 バーナードさまの声が聞こえた。 と、同時に女性の悲鳴が上がり、山賊に捕まったことがわかった。 腰に忍ばせていた剣を手に取り、柱から顔をのぞかせる。 カーミラと呼ばれたその人は、山賊に髪を掴まれ、ドレスはビリビリに破けていた。 顔にあったはずの仮面は足元に転がっていた 美人だ。 スタイルが良くて、綺麗な髪 大きな瞳にはたくさんの涙がたまっている バーナードさまは信じられない。 と言った表情で呆然と立ち尽くしていた。