「コーデリアさま、朝ですよ」 「今起きるわ…」 慣れないその環境。 お城で仲良くしてくれる人は誰一人としていない。 唯一の話し相手はトリスタンだけ… 「さあ、朝食の時間はおしまいですよ。 このドレスに。」 数人の侍女に取り囲まれ、乱暴に着替えさせられる。 「コーデリアさま、素敵ですわ!」 「流石、バーナードさまのお后!」 「素晴らしいですわね!」 棒読みの声に、適当に笑ってすませた。