「こいつぁ、上玉だぜ!!」 「こっちの餓鬼はどうする?」 「育てたら、いい女になるだろう!!」 そんな声をきいて、目が覚めた。 「トレニア…ユリジュス…カウイ…っ」 やっとの思いで、絞り出した声は三人組の男の耳にとどいた。 「お?お目覚めか!」 「ここはどこなの? ……お願い…お願いだから助けて」 「それは、無理な話だな!俺らのボスがお前をほしがってる。 コーデリア、迎えに来た。っていえば分かるか?」