「国王陛下のおな〜り〜」 執事長の声がパーティーホールにひびいた あれから約三年半たち、弟のオーガストが国王陛下に就任した。 「オーガスト、立派になったわね」 「ありがとう…コーデリア姉様」 お父様はあれから半年して病死…、結局ルイとの繋がりは深く教えてはくれなかった。 20の誕生日にもルイは来てくれなかった。 お城に来る手紙は、全てお見合いについて…、断るのも一苦労