これが、無くなればルイとの思い出が全てなくなってしまう… 「お願い…やめて…」 「申し訳ございません!」 アンナはドレスを持ち上げて奥の洗濯室に入っていった 「さあ、行きましょうか」 私が落ち着いたところでばあやに支えられながらお父様の待っている部屋に向かった 「コーデリア…その髪はどうした」 部屋に入った途端にお父様は私へ駆け寄ってきた さっきは、帽子を被っていたせいで気づかなかったみたい 「海に出るのに、女性であることは非常に不利だということが分かりましたので切りました」