なんで先輩はこんなにも余裕なんだろう。まぁ、私に興味ないからだと思うけど。 校門を出てからも、もんもんとしながら歩いていると、 ーードンッ 後ろから走ってきた子供たちにぶつかられる。 「きゃっ…!」 車道側に倒れそうになる。 すぐ後ろから車も来てるし、これはやばい。 ギュッと目を瞑るとグイッと腕を引かれた。