「おまえ、バカかよ。1人で行くとかありえねぇだろ。最近不審者多いんだぞ。」
優しすぎる先輩。
……お姉ちゃんのことが好きなくせに。
先輩の優しさが逆に辛い。
「すみませんでした……」
「わかればいい。」
そう言って笑う先輩。
笑顔見せないでください。期待しそうです。
笑顔1つで期待してしまう私を誰か笑って。
こんな私を単純とバカにして。
「お、ここか。」
しばらく歩くと目的地に着く。
「この絵の具の種類でしたよね?」
「ん、確かそうだった。」
カゴの中に白を多めに、赤とか青も入れる。
「ーー円です。」
お金を払い店を出る。

