「まぁ、この間、親とのことが解決したから話してみた。それだけだ。」 ニッと笑って先輩は絵を片付け始めた。 「私……先輩の絵好きです。中学の頃の絵より今の絵の方が。」 私がそう言うと先輩は頭を撫でてくれた。 「サンキュー 。そう言ってもらえると嬉しいよ。」 先輩、大好き。 先輩の絵も、先輩のことも。 先輩のことがしれたクリスマスとなった。