「貸せ、つけてやるよ。」 先輩はそういって私を包むようにネックレスをつける。 ち、ちか…… いや、キスとかしたり、抱きついたりしてるけど……こういう近さじゃないというか。 「……っ…」 しかも先輩の吐息が耳にあたってくすぐったい。 「出来た……」 耳元でそう囁かれるからピクリと肩が反応してしまう。 それを見て先輩はクスリと笑って離れてくれた。