意地悪なキミの好きな人





「うおっ…なんだよっ!」



やはり、驚くか。まぁ、そうだよな。男に壁ドンされても困るだけだよな。



「えっと……山村だっけ?」



「あぁ。」



俺は山村の耳元に囁く感じで、だけど後ろの女子たちに聞こえるように言う。



「ーー好きだ。」



「は……?」



頭を真っ白にさせる山村と、

後ろでテンパる女子たち。




『ど、いうこと?』


『え?如月くんって…同性愛?』


『意味わかんないっ……』




コソコソ隠れてるくせに声がでかい女子たち。



それに山村は気づき、全てを悟ったような表情をする。


へぇ、コイツもなかなか鋭いじゃん。