意地悪なキミの好きな人





「真美ちゃんのバカッ。」



「ほらほら、そう言ってることだし、いいじゃないの。」



真美ちゃんのせいで余計にお姫様にしてほしい、という声が大きくなる。




こういう時先輩がいたら助けてくれるのだろうか。

……いや、面白がるだろうな。



その考えを忘れるために首をブンブンとふる。



「おまえらぁ、まだ決まってないのか。」



ついに先生が登場してしまった。




「いや、あとは野原さんだけなんですけど…野原さんが拒否して……」



クラスの女子が先生に説明する。



そう、私以外の他の女子はすんなり決まったのだ。



私は本当は裏方がよかったんだけど、裏は家庭科が得意な人しかなれないらしく、

不器用な私がなれるわけがなかった。