意地悪なキミの好きな人





「そんな顔、しないでください…っ…!」



思い出すのはさっきの冷たい突き放したような表情。



「は?わかったから、泣きやめって!」



必死で私をあやしてくれる先輩。



「先輩っ……好きぃ……」



「知ってるよ、バカ。」



先輩のその言葉が終わるか終わらないかのうちに押し倒される。



「へ、先輩……?」



これって、床ドン?まさかの床ドンまでされちゃったよ、きゃー。



「野原、そんな抱きしめられたら理性飛ぶっつーの。」



「理性、飛ぶとどうなるんですか?」



そう聞いてみると先輩はニヤリと妖しく微笑んだ。



「試してみる…?」



色っぽい声でそう言われてブンブンと首を振る。



すると先輩はクスリと笑った。