そして、裕太の目の前に立ちはだかる筋肉質な女の群れ。 不運にも野球部、バレー部共に顧問がいなかった。そのため、裕太の周りには侮辱されて腹をたたせたバレー部が怒り奮闘させていた。 輪になって筋トレしていたはずのメンバーが、なぜか隅っこに移動する様が堪らなく悔しい。 裕太は逞しかった。体つきから、何もかも。 だから、女ごときに対抗する気さえ起きなかった。 しかし、バレー部の怒りはあるわけで。 「へどってなによ」 これが、これから始まる野球部とバレー部の泥沼化する試合の幕開けだった。