課長、ちゃんとしてください。








昼食を終えて戻ると、部屋の中にいつもと違う空気が漂っているのがすぐに分かった。




どことなく緊張したような雰囲気。






「ん〜? どーかしたー?」






課長も気づいたようで、首を傾げながら早足で部屋に入っていく。





みんながぱっと振り返り、困ったような顔で課長を見た。





課長の顔からいつもの笑いが消え、みんなが無言で指し示しているほうに目を向ける。






「………あー、伊藤さんかぁ〜」






課長はいつもの間延びした口調で言ったけど、目には笑いの色はなかった。






「五十嵐、ちょっと話があるんだが」





「はいはぁい、なんでしょ〜?」