課長、ちゃんとしてください。

―――――ふっ







「………っ!?」







突然、耳に息を吹きかけられて、あたしは耳を押さえて、がばっと課長を見た。







「なっ、なにするんですか、課長!」







あたしの非難の眼差しを受けても、課長は顔色を変えることもなく、へらへら笑っている。







「うはは~、びっくりした~?」






「あっ、当たり前じゃないですか!」






「甘いなぁ、あべちゃーん。

そういう時はねぇ、当たり前田のクラッカー、って言うんだぞ~?」








課長はあたしの顔の前で、「ちっ、ちっ」というように人差し指を振った。