課長、ちゃんとしてください。

ふわふわして、あったかくて、今にも空気に溶けてしまいそうな気分。




………これが、幸せってやつ?




こんなに満たされた気持ちになるなら、一生つづいてほしいと思った。







「―――これからは、我慢しないでください。


あたしも、思いっきり抱きしめてほしいので」






「えへへ~、照れちゃうな~」







おどけたように言う課長の背中に手を回すと、課長の身体がぴくりと震えた。







「さらに言えば、あたしも、いつも周りに気をつかってらっしゃる課長を、えらいえらいと思いっきり抱きしめたいです」







課長がごくりと唾を飲み込む音がした。






「――――んもう、あべちゃんたら………。


オジサン、きゅん死にしちゃいそうだよ~………」






課長がため息をもらしながら、あたしの肩に頬を載せた。








*おしまい。



最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。





続編あります………



【課長、ちゃんと聞いてください。】



よろしかったら、読んでみていただけると幸いです。