課長、ちゃんとしてください。

確かに、課長が小四のときにあたしが生まれた。



課長が高校生になったとき、あたしはまだ幼稚園。




でも、それだけのことだ。





どうやら課長は、そんなどうでもいいことを思い煩っていたらしい。




どうも課長は、真面目すぎると思う。



あたしが言うのもどうかと思うけど。






「………たしかにそうですね」





「でしょ~? だから俺、ずっと隠してたの~」





「でも、特に問題ないと思います」





「え?」





「だって今は、35歳と25歳です」






あたしはきっと顔を上げ、課長を説得すべく、必死に言葉を並べた。