課長、ちゃんとしてください。

でも、今こうして、同僚たちに囲まれて話していると、不思議なことに、照れくさいようなむずがゆいような、でも嬉しい気持ちだった。




あたしは、いつの間にか変わっていたらしい。





変えたのは、課長だ。




課長があたしを、頑なでつまらない人間だったあたしを、こんなにも変えてくれたんだ。





すこし離れたところで微笑みながらこちらを見守っていた課長に目を向ける。




課長が軽く手をあげて、「よかったねぇ」と言ったのが唇の形で分かった。





あたしはぺこりと頭を下げて、「そろそろ着替えてきます」とみんなに告げる。






「えー、可愛いからもうちょっと着てればいいのに!」




「山田、発言がエロいぞ!」




「でもせっかくだから最後まで着てればいいのに」





でも、こんな短いスカートで座ったりするのは落ち着かない。




少し困っていると、課長がぱんぱんと手を叩いて、「そろそろ次の人に発表してもらおーねー」と助け舟を出してくれた。