課長、ちゃんとしてください。

早く終わらないかな………。




ふぅ、と息をもらしたとき。






「さてさて〜、みなさ〜ん。


お楽しみタイムのはじまりはじまり〜!」






課長の能天気な声が明るく告げた。




どうやら、一発芸の時間らしい。






「順番はしおりに載せた通りでーす。

自分の二人前の人の発表が始まったら〜、準備を始めてくださいね〜」






あたしはもう一度ため息をついて、一発芸で使う予定のものが入った紙袋を引き寄せた。





課長の指示によって用意したものだ。




本当にこんなもので宴会芸になるのか不安で仕方がないけど、課長は何の根拠があるんだか「ぜったい大丈夫〜」と断言していた。





裸踊りや腹芸、コーラの一気飲み、女子社員三人組のものまね歌など、宴会芸らしい出し物が続いた。