課長、ちゃんとしてください。

あたしはぱっと顔を背け、素知らぬ顔をする。




まあ、課長には絶対ばれてしまっただろうけど………。




でも、課長と目を合わせられない。






「課長、なんですかその鏡」




「え~? なんだろね~?」





課長がいつもの口調でみんなと話し始めた。





「飛んで来ましたよね?」




「誰が投げたの!?」






犯人捜しが始まりそうな空気を感じて、あたしは身を硬くした。



でも。






「これはきっとね~、空から降ってきた贈り物だよ~。


頑張ってる俺にー、神様がご褒美くれたんだね~」





課長の言葉に、広間中からどっと笑いが沸きおこった。