課長、ちゃんとしてください。









「さぁ、京都に着いたぞ〜。


みんな〜、行くよ〜!」






あたしが気まずさのあまり寝たふりをしているうちに、新幹線は京都駅に到着した。





巨大な吹き抜けの京都駅構内を30分ほど散策してから、バスに乗って四条河原町へ。





まだ午前中の早い時間なので、観光客の姿はさほど多くなかったけど、京都らしい飾り付けをされたアーケード街は華やかな印象だった。







「さてさて〜、お待ちかねの自由散策のお時間でーす。


みんな、思う存分たのしんでおいで〜。


でも〜、食べ過ぎてお腹こわしたりしちゃ、ダメよ〜、ダメダメ〜」






「それは課長じゃないですかー?」






「うわーお、言うよね〜」







課長がタレントか何かの口調を真似て言うと、みんながどっと笑った。