課長、ちゃんとしてください。

参加メンバーが集まったので、改札を抜けてホームに入る。




しばらくして、乗る予定の新幹線がホームに滑り込んできた。





座席は、同じ車両に少し散らばって予約してある。





一緒に座るような間柄の人もいないので、あたしはそそくさと窓際の席に座った。





誰もがあたしを敬遠しているように、横を通り過ぎていく。




あたしは窓の外のホームを眺めていた。






「おとなり、空いてるかな〜?」






課長がやってきて、通路からあたしに声をかけてきた。




さっきまでの落ち着かない様子とは打って変わって、いつも通りのあっけらかんとした笑顔だ。






「もちろん空いてます」






あたしがきっぱりと言うと、課長がくすくす笑って隣に腰掛けた。





課長が肘掛けに手を置いたとき、肘と肘とが微かに触れ合って、ちょっとどきりとする。