課長、ちゃんとしてください。









「おーい、みんな~。

もう7時だよ~?


今日のぶん終わった人は、早く帰りなさ~い」






課長が全員に均等に割り振った仕事は、きっちりと『今日の分』と『明日の分』に分かれていた。




みんなもう『今日の分』は終わっているんだけど、明日もし間に合わなかったら、という不安のせいか、『明日の分』にも手を出しはじめていたのだ。




それに即座に気づいたらしく、課長がオフィスを巡回しながら、「こらぁ、もう終わり~」などと声をかけている。






「んもー、みんなー、だめだよー。

『明日できることは、明日やる』がうちの課のモットーなんだから~。


疲れた頭と身体でやるよりもー、おうちに帰ってリフレッシュしてー、明日元気な身体でやったほうが、はかどるんだよ~?」