課長、ちゃんとしてください。

「伊藤さん、俺の部下たちを侮辱するのはやめてください」






「…………は?」






「彼らは仕事を怠ったことなどありません。


他の部署の皆さんと同じように、会社のために身を粉にして働いています。

こなしている仕事量も変わりません」







課長は無表情のまま、伊藤さんをまっすぐに見つめ返した。




いつも穏やかな笑みを浮かべている課長が、こんなふうに真顔をしていると、やけに迫力があった。





伊藤さんも気圧されたように黙って聞いている。






部屋中がしいんと静まり返り、課長の次の言葉を待っていた。