嘘つき少女

水川「…っ!本当…?」

嬉しそうな顔しちゃってさ。まんまと騙されてやんの。顔赤くなりすぎ。

『うん。ほんと。だから…その…つ、付き合ってくれる…?』

ほんとはそんなこと1ミリも思ってないのにさ。笑っちゃうね。誰か私を笑ってくれればいいのに。

水川「も、もちろんだよ(ニコッ」

水川はそう言いながら私を優しく抱きしめた。

…人の、温もり…。温かいものだね。癖にはならないけどいい感じ。
これが櫻井だったら…なんて思うわけないじゃん。

いい?今から私は水川の彼女になるのよ?それらしく振る舞わらなきゃダメ。
こうやって自分に言い聞かせないと上手くやってけないんだよね。自分さえも騙すのさ。ほんと私って汚いね。

『…』

無言で水川を抱きしめ返す。

…早く離してよね