嘘つき少女

『え、と…』

こういう時ってなんて答えればいいんだろうね。わからないや。

けど…どうせこいつも私の表の顔しか知らない。裏の顔見たら嫌いになるんだろ?私を避けるんだろ…?そんなのわかってるんだよね。

だが、ここで断ってしまったら水川を傷つけてしまうことになる。せっかく自分のことを想ってくれたのに、傷つけるのは申し訳ない…と思う。

じゃあ、答えは1つだね。こんなの幼稚園生でもわかるよ。

『私も…水川君のことが好き…です』

嗚呼、また私は1つ、汚くなってしまったのね。