嘘つき少女

数十分後

俺たちは源氏山公園で弁当を食った。まあ、これは学年共通なんだけど。
他クラスのやつらとつるんでました。

んでその後鎌倉駅に行って、トンネルを通って只今商店街…小町通りにいるわけです。
なんか西園がいろいろ買ってるんだけど。3千円までだからな?バレたら俺らまで説教くらうことになるからそれだけはマジ勘弁。

神村はというとキーホルダーと箸を買っていた。箸はお母さんにあげるんだとか。なんか…親にプレゼントとかすごいっすね。俺自分のことしか考えてなかったわ。これあかんやつ。

「ねぇねぇ、君たち、〇〇小の子たちでしょ」

誰このおっさん。誘拐犯ですかね、だったらお巡りさん呼びますけど。
見たところお店の人らしい。ちっ、売れないからって純粋な子供を狙うんじゃねぇよ。汚ねぇぞ、おっさん。

涼華「そうですけど…」

「やっぱり!いいものあるから見てってよ!」

はあ?馬鹿じゃねぇの?そんな簡単に乗るかよ。

歩夢「どうする?」

涼華「うーん、まだ集合時間までに時間あるし、いいよね。行こ」

うおい!お前らチョロすぎ!アホか!絶対大したことねぇから!!

『あー、行っちゃった。どうする?』

櫻井「一応ついていこうぜ、何か心配」

『だね…』

別に悪くはないんだけど、さ。何か…ねぇ?

どうやらお店の人は飴屋さんで、おっさん自ら飴を切って売っているらしい。黄な粉飴か、興味ない。

「どうだい?食べてみる?」

あのさ、質問しながら俺たちの手に飴のせるのやめてくれない?地味に腹立つんだけど。
俺と神村にはその技は通用しないぜ、子供なめんな。

涼華「ん~、おいしー!」

歩夢「だね!」

水川「うま…」

確かに不味くはない。だが買うほどのものじゃない。だったら鳩サブレ買うわ。
はぁ、食うだけ食ったから店出よ。これ以上絡まれたくない。
神村も同じことを思っていたらしく、俺と一緒に外へ出た。

『あのさ』

櫻井「言わなくていい、大体わかるから」

『お、おう。あのおっさん、上手いよね。けど子供に買わすのはどうかと思うね。子供だったらすんなり買ってくれるだろうとか思ってるんでしょ。私、そんな馬鹿じゃない』

櫻井「んな。しかもさりげなく飴を手にのせてたぜ。すごいよな、西園とか普通にだまされてた」

『まぁ…馬鹿だから仕方ないよ』

否定できない。