嘘つき少女

涼華「よーし、皆大仏撮った?」

『うん』

歩夢「撮ったー」

櫻井「おう」

水川「撮ったよ」

『それじゃあ、長谷寺に行こうか(ニコ』

高徳院を出て、只今道路を渡っております。観光客が多くてびっくり。あと、他校のやつらもいた。ちっ、他校か…。

櫻井「なー、ほんとにこっちなの?全然見当たらねぇんだけど」

何言ってんのお前。あそこの看板に長谷寺は右に曲がったらありますって書いてあるだろ。目どこについてんだよ。

歩夢「あ、ここ右に曲がったら着くらしいよ」

涼華「ほんとだー!長谷寺だー!」

好奇心旺盛ですね。素晴らしいなー。スゴイスゴーイ。
しっかしおばちゃんたち元気ねぇ。私より元気なんじゃないかって疑っちゃうぐらい。あ、決して嫌味なんかじゃないからね?普通にすごいなーって思っただけ。

水川「あ、受付はこっちみたいだね。行こう」

受付の人「○○小の方ですか?」

水川「はい。あ、これお願いします」

水川はさっき配られた長谷寺の切符を手渡した。
なんかあとで払うらしいから紙さえ渡しとけばいいんだって。すごいね。
にしても水川しっかりしてるねー。私もあれくらいできるけど。しかも営業スマイル付。この笑顔0円よ。私の笑顔に価値なんかあるわけねーよ。

受付の人「はい。それでは、いってらっしゃいませ」

中に入ってみると案の定客が多かった。池とかあってきれい。鯉が泳いでるー。あ、花咲いてる。
ちなみに私はこう見えて植物が大好きなのよ。けど理科の観察系は嫌いだなー。見るのが楽しいんじゃん。見るのが。調べるとかめんどくさい…。

櫻井「なーなー。あっち行ってみようぜ」

歩夢「おっけー」

だからさ、こちらから回ってくださいっていう看板あるでしょ?お前らマジで目ないの?
何?死ぬの?

『あ、こっちから回ってくださいだって』

歩夢「ほんとだー。じゃあ、こっちからだね」

うん、とりあえず手洗おうか。一応ここ、お寺だからね?
なんか、すごく疲れる…。

水川「ふぅ…」

あ、水川さんもそう思います?こいつらマジで能無しですよね。ふは。

『水川君?大丈夫?』
なんとなく声かけてみた。私にはあの馬鹿の輪に入れる気がしない。

水川「あぁ、大丈夫だよ(ニコ」

『そっか。無理しないでね(微笑』

そう、嫌になったらこいつらぶん殴っていいから。私が許可する。
ま、いい子ちゃんの水川はそんなことしないだろうけど。