聖なる夜に、幸せを。








ガクッ!




突然ソリが傾いた。




「きっ…
きゃああああああっ!!」

「聖奈っ!」




ソリから飛び出した私の体が、地面へ向かって一直線!!

同じく飛び出したクロスが、私の手を掴むけど。




「どうするのよクロス!?」

「このまま行くと、俺ら確実に死ぬぞ!!」

「死にたくなぁい!お姉ちゃん!!」

「聖奈ァ!クロスくん!
トナイ!聖奈とクロスくんを助けてよォ!!」

「無理言うな聖来!
俺だって助けたいけど、アイツらが乗ったら、俺らまで落ちる!!」




どうしようどうしよう!

まだトナイさんたちと夏ちゃんを会わせていないのに!!





ギュッ




「く、クロスっ!?」

「ごめん聖奈!
俺のせいでっ…」

「クロスのせいじゃないよ!
私も無理矢理頼んだしっ…」



クロスに抱きしめられながら、私は風の勢いに負けないよう叫ぶ。