私だけの王子様


学校の準備を終えた私は、秀人と登校。
家から、自転車で15分ちょっと。

「今日、俺の後ろ乗る?」

そう言って、秀人は自分のちゃりの荷台を指さした。

中学校のころは、よくやってもらったなぁ〜。

「うん!乗る乗る!」


荷台にまたがると、「よっしゃー!行くぞー!」と秀人の声。