「藍さんにね、毎朝茉美のアラームがうるさいから止めてきてあげてって言われて」

お母さんのせいか…。

今、秀人が言った『藍さん』とは、私のお母さん。

若い時に私を産んでるから、今まだ30代。
でも見た目は20代後半ってくらい綺麗なお母さん。

料理もできて優しくて、たまに怖いけどそんなお母さんは私の自慢。

「そういうことか…。私着替えたりしてから行くから、秀人は先に下行ってて」

そう言って、秀人を部屋から追い出し私は学校の準備をする。