私とメガネくんの秘密のレッスン



そんなこと言われたら
普通にへこんじゃうだろうな。



「…優しいかどうかは解りませんが
 僕の本性を知ってる人物なら
 クラスに一人、居ますよ。」



「え?!
 居るの?!」



白石くん、
いつも一人でいるのに…


本性まで知ってる親しげな子居たんだ。



「そりゃあ居ますよ。
 確かに普段は一緒に居ることは
 少ないですが…」



「わあぁっ!
 白石くんにもそういう人居たんだね!

 誰~…って……!
 教える義理ないよね、
 ごめんなさい……。」



私ったら、
土曜日と今日しか関わりないのにっ…


何を馴れ馴れしく聞いちゃってるんだろう。
恥ずかしい……。




俯く私。




「ご…ごめんね。
 馴れ馴れしくしちゃって
 
 わ、
 忘れて下さい。」



ちろり。
白石くんを見上げれば
必然的に上目使いになってしまう。



うぅぅ。
さっきから白石くん

私の顔をじっと見ているけど
なにかついてるのかなぁ?


居たたまれなくなって
俯く、根性なしな私。




「………。」




だけど頭上からチクチクと
視線を感じるのは気のせい?

きっ…
気のせいじゃないよね…?


チラリ。
目だけを上に向けると…




「?」




頬を赤く染めた白石くんが居て




「ど…
 どうかした?
 熱でもあるの?」




私まで赤みが移りそう。




「………あーもー
 無意識なのかよ……。」



「え?!
 い、今素がっ!」




白石くんの顔を覗き込むように見上げると




「馬鹿。
 それ…俺以外にやるんじゃねぇぞ。」



そう言ってスタスタと階段を登っていく。




「あっ!
 待ってよー!
 白石くん!」




急いで白石くんの後を追い掛ける。

彼はさすが男の人なだけあって、
登る早さも私の倍だ。


やっとのことで追い付くと…



「今日のレッスンは土曜日よりも
 飛ばして行きますので
 覚悟しておいてくださいね。」



「えええぇぇぇ?!」




やっ…
やっぱり優しくない!


どうやら白石くんは…



「お…鬼………。」



「そうですか。
 では今日のレッスンは
 金棒でも振り上げてお教えしましょう。」



「やっ…
 やめてーーー!!」




S気ムンムンな
男の人なようです………