私とメガネくんの秘密のレッスン




「白石くん!
 いいの?
 私と話してるところ…
 誰かに見られちゃうよ?!」



「…あぁ、
 そんなことですか。
 
 今8時前ですよ?
 こんな時間に登校してるのは
 僕かあなたくらいですよ。」



「え?!」




白石くん、
私がこの時間に登校してたの知ってたんだ…




「あなたは朝早く登校して
 植物に水をやる。

 窓も開けて空気の入れ換えもして
 みんなが来る前にエアコンも着けて…。

 そうでしょう?」



「う…うん。」



どうしよう。
凄く嬉しい。

白石くん、
知っていたんだ…。

胸の奥がポカポカする。



「今日から水やりくらいは
 お手伝いしますよ。

 他の人が来るまでですけど。」



「あっ、
 ありがとう!」




白石くん…
何処か関わりずらくて
家庭教師の時は鬼のように厳しいけど…


こんなに優しいんだ。


…もっと早く話してれば良かったな。


みんなにも
白石くんはこんなにも
優しいって知ってほしいな。



まぁ白石くん本人は嫌がるだろうけど…