「ハァァァ…。」
土曜日は本当に地獄だった。
白石くんの指導はまさに鬼教師。
解けない度に…
『こんな問題も解けないとは…。
僕はあなたの行く末が心配です。』
…て嫌味を言われ、
解けたと思えば…
『こんな問題、
解けて当然です。』
私には飴をくれないスパルタ先生でした…。
"僕は鞭と鞭しかありませんから。"
本当にその通りで、
半泣き状態で問題を解いていったんだ。
…だけど、
教えてくれてるときは親切で、
解りやすい。
だから今まで難しくて
解けなかった問題もすんなり解けた。
それが嬉しかったけど…
『僕が教えたところが
解けなかったら…
分かってますよね?』
最後まで脅すようなことを言ってくるから
恐くて日曜日も真面目に勉強してしまった。
「…ハァァァ…
今日数学あるよぉ。
当てられませんように!」
パンパンッ!
手を叩いて拝む。
すると…
「何朝から拝んでるんです?
邪魔なんですけど。」
「ぎゃっ!
しっ…白石く」
「なんです?
まるでオバケでも見たような声を上げて。」
オ、オバケよりも
恐いかもしれない…なんて言えないけど!
て言うか白石くん話し掛けるなって
私に忠告して帰ったくせに…
何で話し掛けてくるのさ!
ここ…下駄箱だよ?!


