「ご、ごめんね、颯」

「………。」

ど、どうしよう

颯絶対怒ってるよね?

「颯、あのね…その…」

そりゃ内緒でバイトしてバイトの帰りが遅くなって男の人に送ってもらった私も悪いけど…

「……喋りかけんな。うざい」

う、うざいって…

ひどくない?

でも許してもらうまで諦めないんだから

せめてこっち向いてほしい

「これ、昨日作ったの。良かったら食べて?」

あ、やっと向いてくれた

「いらねえ」

そう言って颯は立ち上がり教室から出て行った

「うぅ、ふぇ…」

涙でてきた

「颯のバカ…」

そして私も教室から出て靴箱に行き家に帰った

家の近くに来た私は家の前にいる人物をみて近くにある電柱に隠れた

(な、なんで颯と冬美が?)


颯、また冬美の事が好きになったのかな?


そろそろ潮時かな?
せっかく颯の誕生日プレゼント買ったんだけどな

しょうがないか…。

でも勿体無い

あ、弟の冬訝にでもあげようかな?

うん、そうしよう

とりあえずメールで別れようって言おう

そして私は颯に別れのメールをした