「気持ちいー……。」

まるで、生き返る様な感覚に浸る。

……死んでないけど。

「やっぱり、暑かったんだろ。」

「うっ……。」

ニヤニヤしながら言われ、言葉に詰まる。

「我慢すんなよ。」

そう言って、ポンポンと頭を撫でられた。

さっきの様な、意地悪な笑みじゃなくて優しく微笑んでいた。

やっぱり、瑠希は優しい。

意地悪したって、絶対に後から優しくしてくれるんだ。

そんな、瑠希の微笑みと優しさが好き。