なんなんだ、その顔は。 と、言うか……。 「渉達は?」 私は、陽翔くんに聴いた。 「あ、玉城先輩と篠原先輩は何処かへ行って、 野々宮先輩は、お腹が空いたって何か買いに行ったよ?」 「そっか……由乃達はほっといて良いよね。だけど、渉は待っといた方が良いかぁ。」 私は、屋台のある方をキョロキョロと見渡す。 「嫌だけど……。そうした方が良いね。」 ……最初、ボソッと何か言ったのかな? まぁ、良いか。