「こんばんは。」 私も可愛い笑顔につられて笑顔になる。 すると、ジーっと見てくる陽翔くん。 「どうしたの?」 「先輩、浴衣何だね!」 「うん。……変……?」 実は、浴衣着るのが中学1年以来で。 ちょっと、不安。 「クスクス、姉ちゃん、行く前から変じゃないかなってずっと気にしてたしな。」 「りゅ、瑠希!」 私は、笑っている瑠希を睨んだ。