「それに、俺がいないと姉ちゃん誘拐されてるかもよ?」 ナンパされて。 っと、付け足した瑠希。 「そ、そんな事ないよ!私、そんなどんくさくない!」 「そこかよ……。」 と、瑠希は呆れている。 じゃあ、どこなんだっ! と、思っていると……。 「せーん、輩っ!」 可愛らしい声と共に、ぎゅっと抱き締めてきた…… 「ひ、陽翔くん!」 「こんばんは~。先輩♪」 と、満面の笑みを見せてきた陽翔くん。 なんとも可愛らしい。