「ありがとっ。あーん。」 と、口を少し開けた陽翔くん。 「は、はい……っ。」 私は、焼きそばを陽翔くんの口へ運ぶ。 私は、プシューっと音が出るんじゃないかと思うほど体が熱い。 ゆでダコ状態だ。 「美味しいね。……あ、先輩恥ずかしい?」 「え!?……う、ん。凄くっ、凄く……。」 意地悪な笑みを見せ、私をからかう陽翔くん。 「でも、僕たちあんなことやこんなことした仲だから良いと思うんだけどなぁ?」 「だ、駄目だよ!」