「解った!行ってくるね!」
私は、笑って食べ物を買いに行った。
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*渉side*
「解った!行ってくるね!」
そう、君は可愛らしい笑顔で勇坂と焼きそばを買いに行った。
「…俺、さ。」
俺は、瑠希の方を見た。
瑠希が、苦笑いする。
「姉ちゃんの好きな人、今までと全然違うから驚いた。」
「…瑠璃、好きな奴いたのか?」
全然、気がつかなかった。
「姉ちゃんの好きな人、渉兄さんだったんだよ。」
いきなり、そう言った。
「は…?」
「姉ちゃん、中2まで渉兄さんが好きだったんだよ。
たまにさ、渉兄さんが朝練休みだった時、朝一緒に登校するだろ?
その時、姉ちゃん嬉しそうにしてて、何度も“私、変じゃない?”って聞いてたんだよ?」

