「えー、別に見せつけるのも良いと思うんだけどなぁ?」 「い、良い訳ないでしょ!」 「えー。」 と、緩められた腕から私はスルッと出た。 あー、疲れた……。 朝からこんなドキドキしてたら心臓が悪くなる……。 私……早死にするんだ……。 うわ、それは矢駄な。 「瑠璃ちゃん?」 「私……早死にしたくない。」 「え?」 うわ、全然関係ない話しちゃった! 「いや……これは、」 「先輩、僕が長生きさせるよ?」 いやいや、君のせいだよ。