出会いは、立ち入り禁止の屋上で。-先輩、可愛いですね。-


そう思ってると、ガラッとドアが開いた。

「……何してんの。」

「わ、渉!」

入ってきたのは、野々宮 渉-ノノミヤ ワタル-。

私の幼馴染み。

凄く優しい自慢の幼馴染み。

「バスケ、朝練じゃなかったの?」

「終わった。」

「そうなんだ……。」

渉は、バスケ部に入っていて時期エースとも言われてる。

それ位、バスケが上手。

「……ってか、勇坂。瑠璃から離れろ。」

渉は、陽翔くんを見て言った。

「嫌です。」

それに、陽翔くんは即答。