「え、あ、ありがとう………。」
「あー!先輩照れてるの?可愛いなぁ。」
と、私の頭を撫でてきた。
「も、もう!子供扱いしないでよ!」
「フフッ、先輩って本当に可愛い。なんでこんなに可愛いんだろうね………?」
“可愛い”を連呼されて顔が熱くなるのが解る。
「あう………。」
恥ずかしくなりすぎて、なにも言えなくなる。
「あれ?先輩もうギブ?まぁ、こんな先輩も凄い可愛いから。」
そう言ってフワッと笑った陽翔くん。
それは、まさに天使。
下手したら鼻血でますよ。
そう考えていると、陽翔くんがギューっと抱き締めてきた。
「先輩、今何考えてた?」

