丁度練習が終わって
お腹も空いたんだろう
そう思い、丸井先輩に

「これ…あげましょうか?」

と言ってカップケーキを差し出したら
子供みたいな笑顔で

「さんきゅー♪」

と言ってテニスコートに
戻っていった
私はその笑顔にキュンとした
それから毎日
丸井先輩は部活が終わった後
必ず私の所に来る
でも、ある日…
ずっと待っていても来ないから
ドアを開けようとすると

「好き!、だから付き合って丸井君」

私は胸がズキズキして
苦しくて
痛い
逆の方のドアを開け走って帰る

「…っ丸井先輩のバカァ!」

泣きながら家に向かう
まぁ大人気の丸井先輩を
好きになる私も悪い