そんな矢先。
私に、また、キセキが起きた。
「お、来てくれたんだ」
公園につくとリクが路上ライブの準備をしていた。
「当たり前じゃん。頑張りなよぉ〜!」
「おう!サンキュー!」
……リクは中学を卒業してからさらにまたイケメンになった。
髪の毛を染めて、パーマなんてかけて。
オシャレが好きで、優しさにも磨きがかかった。
確実に、良い男になっていた。
……そんな人を忘れられるなんて、思わないじゃん。
「今日は来てくれてありがとうございます!楽しんでってくださいっ!」
リクの路上ライブがはじまって、私は周りをキョロキョロと見渡していた。
……やっぱり、来ないのかな。



