「お母さん、実はね……」



そしてお母さんにはじめて小説を書いていたことを話した。


話すとき、緊張して、手が震えた。



「良かったねぇ……っ」



すると自分のことのように、泣いて、喜んでくれた。


びっくりして、私は息ができなかった。


……良かった。


喜んで、くれて。


私は、間違いなく、愛されてる。


今でもたまにケンカするけど、でも、私は間違いなくお母さんに愛されてる。


それだけで私はやっぱり安心する。


空に叫ぶ愛を書いて、本当に、良かった。