ごめんね、リク。
支えてもらってばかりで、私はリクの心の闇に気づいてあげられなかった。
でも、それがリクの強さだったんだね。
悩んでても、周りのみんなにはそれを感じさせない強さ。
それは、リクにあって、私にないもの。
私は辛い辛いと嘆きながらいつも誰かのせいにしていた。
なっちゃんや、風華ちゃん、七美ちゃんや、お母さん。
「本当の自分でいられる場所がなくて、ずっと辛かった。本当は男の子なのに、ちょっとずつ胸は大きくなるし、声は高いままだし……っ」
「うん……っ」
「みゆたちに女の子っぽくなりなよって言われた時、本気で死にたくなった……っ」
リクの言葉に、胸が張り裂けるような痛みを感じた。
……もしかして。
『でもリクも女の子っぽい格好しなきゃ、彼氏できないよ〜』
3人でショッピングに行った、あの日のことを言ってるの……?



