今宵、月下の夜に

「ねぇ、瑠奈」

突然静かに私を呼んだルカ。


「なぁに」



「僕たちが出会った時のこと覚えてる?」


ルカのその言葉に、昔の記憶が蘇る。


『名前何て言うの』

幼いルカが私に聞く。


そんなルカに私はなにも言えなかった。