今宵、月下の夜に

「うちのエースにそれは愚問ね」

杏那もははっと笑いながら目の前をみる。


「そうゆうこと。じゃ、仕事してくるね」


車から出て会場に行こうときびすを返す。


「あ、瑠奈」

と、突然窓を開けて私を呼ぶ杏那。


「そのドレス似合ってる」

優しい顔になって言う彼女は母親の顔になっていた。